2012年6月23日土曜日

終わりに。

今回の旅のハイライトは。
初めてキャラバンパークに着いた時に、息子が緑の芝生に駆け降りイキイキとキノコをつついていたことです。ウサギやリスがちょこちょこと現れ、小鳥がさえずる風景の中です。
これは夫婦ともに意見が一致しました。
それまでの息子といえば。
ホテルでの夜は、ちびモンスターどころか切なく「帰ろっかぁ」と覚えた数少ない言葉の中からこの言葉をこぼすのです。
これには胸が痛みました。
子連れ旅行ということで、事前に想定はしていたものの、まさに”こどもが楽しくないとおとなも楽しくない”のでした。こども7:おとな3くらいで良いです。
その後のキャンピングカー生活は落ち着き、ちびモンスター復活でした。
最後はアパートメントのようなところでの滞在でした。リゾート地で、なかなか格好良い部屋でした。
それでもやはり、キャンピングカー生活の方が充実していたのでした。

2012年6月22日金曜日

2012年6月20日水曜日

2012年6月19日火曜日

ふれあい


多くの動物が放し飼いにされているトロピカル動物園。想像以上に楽しいです。
これまでの移動に耐え続けた息子は、ワラビーをなでなでして癒されているように思えました。

2012年6月18日月曜日

砂漠からジャングルへ


タウンズビルからパームコープへ。

タウンズビルは東海岸沿いの町で、これまでの砂漠気候とは一転、亜熱帯雨林気候に属します。
忘れていた天然パーマが突如反応しました。調子の良い時はすっかり忘れているのですが、ソレは間違いなく反応するのです。
福岡の夏を考えるとソレはこんなものなのですが、今までがどれほど乾燥していたかを物語るのでした。
そして、タウンズビルからケアンズを経由して最終目的地のパームコーブへ向かいます。
ここパームコーブは熱帯雨林気候です。海沿いのキャラバンパークで過ごせなかったのは残念ですが、波の音の聞こえる部屋で熱帯雨林気候に包まれたいです。

2012年6月17日日曜日

突然の第2関門


マウントアイザからタウンズビルへ移動。バスで。
朝5時。まだ夜が明けない肌寒い空気の中、大荷物を抱えキャンピングカーをあとにする私たちの姿はまるで訳あり…。夜逃げ的な…。
怪しいことは何もないので、堂々と次へ向かいます。
ただ問題が。バックパッカーばりの移動。バスで11時間。息子は耐えられるのでしょうか。
いざ乗車。という段階で、予約していた3席はそれぞればらばらの席だとか…。2歳の子供が知らない人にはさまれて11時間ドライブはないでしょう。
ということで、2人並んで座り息子は膝の上でだっこというスタイルになりました。11時間も。なんという苦行。

2012年6月16日土曜日

さよならマイホーム


突然、第2弾が始まります。
なんと、キャンピングカーが壊れてしまったのです。
車はここマウントアイザで乗り捨て。11時間ほどかけてタウンズビルへ向かいます。大型バスで。私たちが走るはずだったルートを。
キャンピングカーとの別れを惜しみつつ、荷物を片付けました。
しかし、新たに荷造りをしているようで、また旅に出る気分にもなってきます。

2012年6月15日金曜日

交流。

Camoowealからマウントアイザへ180㎞。
Camoowealのキャラバンパークでは、キャンピングカーでの生活に慣れてきたようでもあり、長距離移動に嫌気がさしてきてかにも見える息子に楽しいひと時が訪れました。
3歳のローラと20か月のダズルと、久しぶりに子供同士の交流をしていました。
キャラバンパークを利用しているのは、リタイア後らしき夫婦が多く、このくらいの歳の子供たちを見かけることはあまりありません。
また、いつもの生活といえば、ご飯の準備や後片付け、洗濯、シャワー、車の電気や水の補給など、案外ゆっくりとは過ごせずにいました。
しかしCamoowealでは、良い家族と出会えたので印象的な時間を過ごすことができました。

2012年6月14日木曜日

すれ違いざまに…

テナントクリークからCamoowealへ500㎞弱。
オーストラリアを縦断するスチュアートハイウェイをとにかく北上してきました。
ここで、ケアンズ方面へ向かうために今度は東へ進路を変えます。そして。さらにひたすら走るのです。
広大な素晴らしい景色に間違いはないのだけれど、慣れというのは恐ろしいもので、運転をしているとどうしても眠くなる時がきてしまうのです。
そんな時は。眠気防止に、運転中の‘あいさつ‘に注意を向けてみます。
‘あいさつ‘というのは、バスの運転手さん同士がすれ違う際に手をあげて合図するようなかんじです。
対向車とすれ違う際に、お互いに軽く手をあげるのです。なんともいいかんじです。
私たちのキャンピングカーはアポロという会社のものですが、アポロの車が向かってくると特に「仲間ー!」という気がして手をふりたくなります。
広~い砂漠土漠の中を延々と走り続け、たまに会う仲間とあいさつをする。とても良い習慣だと思います。

2012年6月13日水曜日

北上中

エアーズロックからテナントクリークへ500㎞弱走る。
このあたりには、きれいなインコがいます。日本でポピュラーなインコよりも大きいです。頭が黒、体が緑、その境目に首輪のように黄色の首輪をしたようなインコです。
北上するにつれて、蟻塚か点々と見えてきます。そしてなぜか北上するほど蟻塚の背丈が高くなってきます。
嬉しいことに、気温も暖かい地域に入ってきました。
オーストラリアでは、6月からが冬のようですが、昼間の日差しはとにかく強いです。
そして、がんばって北上しただけあって2、3日前に立ち寄った砂漠のほっとステーションでは、暖炉に薪がくべられていたのに、ここテナントクリークのスーパーマーケットではクーラーがきいています。
夜の寒い冷え込みから解放されそうです。
また、我が家のキャンピングカーには長介さんコト専属料理人がいるので、充実した食生活を送れます。

2012年6月12日火曜日

意外と速い。


エアーズロックリゾートからアリススプリングスまで450㎞移動。
立ち寄ったガソリンスタンドでは、エミューが当然のように歩いています。
興味を持っているのは私たちくらいだったようです。
エミューが通り過ぎるのをサンドイッチを食べながら横目で見る家族や、‘あっち行け‘的なかんじだったり。
オーストラリアでは普通なんでしょう。
まさかのらくだもいました。
エアーズロックからの帰り道。らくだが5頭、道
を横断しようと出てきました。
私たちの車に気づいたらくだ達は驚いて向きを変え、しばらく車の前を走っていました。速い。

2012年6月11日月曜日

エアーズロック


たかが岩とあなどるなかれ。
エアーズロックは一枚の岩なのですが、それの何がすごいのだろう。
それは、単純に大きさがすごいのでした。
ガイドブックなどの写真で見ると、大きいのだろうなというのはわかるけれど、ただ知識として感じるだけです。でも実際に見てみると、ただ大きいというだけでかっこ良いのです。
以前、アメリカのグランドキャニオン・フーバーダムに行ったときもそうでした。ただ大きい広いというだけで惹きつけられます。
さらにエアーズロックは、太陽の動きや雲によって表面の色や影が変化して見えるということも魅力のようです。その変化をいつでも見られるように、エアーズロックの見える宿に滞在するのも有りだと思います。

2012年6月10日日曜日

エミュー


クーパー・ピディ~エアーズロックリゾートまで走る。700㎞。昨日に引き続きひたすら走ります。
ブッシュが広がる風景だったり視界が開けて地平線が見えたり、砂漠ながらも景色は少しずつ変わります。しかし、とにかく何もありません。
そんな中、エミューに遭遇するととても優雅に歩いているようで輝かしく見えます。動物園で見るのとはテンションが違います。
'エミュー、クリア'です。
オーストラリアといえばカンガルー。のカンガルーは、道路の端で倒れています。車にはねられて。
そんな道を走っていると100㎞ほどおきに、砂漠のほっとステーションが現れます。一番重要なガソリンスタンド+売店+キャラバンパークなど、設備は各々です。
立ち寄ったKulgeraのほっとステーションで、そこのオーナーが息子にカンガルーのぬいぐるみをプレゼントしてくれました。事前にカンガルーとコアラを覚えてきた息子はとても喜んでいました。息子的には'カンガルー、クリア'のようです。
そして、予定よりも早くエアーズロックの見える、エアーズロックリゾートまで来てしまいました。
キャンピングカー横の木の上では、ピンク&グレーの鳥がせわしなくさえずっています。

2012年6月9日土曜日

マイホーム

ポート・オーガスタからクーパーピディへ550㎞移動。
ポート・オーガスタという町は、西のパース、北のダーウィン方面へ向かう道それぞれの分岐点です。その後の道は一気に砂漠地帯へ突入するのでこの町で食料を買い込みます。冷蔵庫。もちろんついています。
洋服、ドライヤー、オムツ等々。車内の収納扉に定位置ができつつあります。かなり使い勝手がよくなってきました。
車内へ入る大きなドアの上には外の足元を照らす灯りがついています。
夜。たくさんのキャンピングカーが泊まるキャラバンパークで、その灯りを目印に車に戻ります。その灯りは、まるで自宅の玄関の灯りのように感じます。
このキャンピングカーを返す頃にはかなり使いこなしていそうで、別れの時を思うとすでに惜しいです。
そんな車を、今日は100㎞ほど運転してみました。久しぶりのマニュアル車だし、発進停車は緊張です。しかし調子がでてくるとかなり気持ち良いです。地平線が見える広い風景の中、信号も何もない道を110㎞で走ります。たまに出会う車はほぼキャンピングカーです。仲間は多いです。
今向かっているのは、エアーズロックです。



画像は後ほど。

2012年6月8日金曜日

トラック野郎

朝。目を覚まして窓の外を見てみると、すぐ近くの芝生の上でうさぎが口をもぐもぐさせています。小鳥もさえずり、久しぶりのとてもすがすがしい朝です。太陽が沈んだ後の朝晩はぐっと冷え込みますが、その冷たい空気がなんとも心地よいです。
今日は、ポート・オーガスタをめざします。この町は、アウトバックへ向かうための最終準備地点です。
この町を過ぎると、一気に砂漠地帯へ突入のようです。
さあ出発。とポート・オーガスタを出てすぐに。ジェイコブス・クリークへ立ち寄ってしまいました。こちら、名の知れたワイナリーです。そして長さん。またまた4本購入。
気を取り直して。ポート・オーガスタまでは、300㎞程走ります。
アデレードあたりからちらほらと見かけていたのですが、このあたりのトラックの大きいこと!正面はブルドッグのような顔をして、大きな荷台が二つ連結されているというスタイルで、80㎞100㎞のスピードで走っています。ものすごい迫力です。
なんと、プレハブのような家を運んでいるトラックもいました。黄色いランプを点滅させ、ものすごいアピールをしながら、ものすごいスピードで接近してきます。
途中、ちびモンスターの休憩のために路肩に車を停めて外へ出てみました。
私たちの近くにもそのような超大型トラックが停まりました。いかにも。なサングラスをかけたトラック野郎おじさんがかっこよく出てきて、小さな小さな犬を休憩させていました。ほんわかしました。
また、街灯などがとても少ない小さな田舎町ということもあって、Tunanndaでもこのポート・オーガスタでも星がとてもたくさん見えます。
これから向かうアウトバック。内陸部ほど空気が澄んでいて、冬の夜空はきれいだそうです。「冬」の甲斐があればいいです。

2012年6月7日木曜日

始まりました。

「幼稚園バス~!」
キャンピングカーのあまりの大きさに、息子が発した言葉です。たしかに。
まだ、私は小型バスを運転する気にはなれません。
この大きな車体はすでに15万㎞も走ったようで、動き出すと窓やらなんやらすべてがガタガタガタと鳴りだし、決してスマートな乗り心地ではありません。が、この振動が息子には心地良く爆睡です。
今日は、アデレードを出発してtunandaへ向かいます。
このあたりは、バロッサバレーといってワインの産地として有名なようです。
2件のワイナリーを訪れました。
みなさんとても丁寧にもてなしてくれます。だから。というわけでもないのですが、合わせて7本のワインを購入。
旦那さんのお店、「二○加屋長介」用のワインかと思いきやプライベート用だそうです。長さん、なんだかマヒしてきましたか?
そして、tunanndaではキャンピングカーを泊める為のキャラバンパークで1泊します。
キャラバンパークとは、キャンピングカーなどで旅する人々のための施設です。
トイレ・シャワーはもちろん、コインランドリー・キッチン・BBQスペースなどなど…。
オーストラリアは、こういったアウトドア系旅人施設が充実しているそうです。
そしてこのキャラバンパーク。広ーい公園と思ったのか、なんとなく生気を失いかけたかに見えた息子が活き活きと動き始めました。
野生のうさぎが突然現れたり、リスは勢いよく木を上り、見慣れないきのこもすぐ近くに生えています。
夜、車内に入ると、うさぎかりすか、小動物の鳴き声が聞こえてきます。
明日からもこういったところを利用しながら北へ向かいます。軌道に乗った感がします。


これから、内陸部アウトバックへ向かいます。
ネット環境が悪くなる可能性有で、更新もぼちぼちになるかと思われます。

2012年6月6日水曜日

上々です。

心配していた嵐は治まり、飛行機は飛び、アデレードへ着きました。
明日は、ここアデレードからキャンピングカーを借りて北上します。
キャンピングカーライフに備えて買い物をする出発地点です。
そこで。キャンピングカーの備品をチェックしにレンタカー屋さんへ向かいます。
なんとなくそれっぽい方角の路面電車に乗ってみたり。しかし、そううまくはいかず。
終点で見つけた映画館らしき施設。チケット売り場の年配お姉さんと楽しげにお話をしていた若いおじさんに、レンタカー屋さんまで車で連れていってもらう運びとなりました。
このご陽気なおじさん。アデレードの町の好感度の高い雰囲気がそのまま現れているような人でした。      (→一緒にパチリ)
旅先では、こういった親切心が身にしみます。感謝感謝です。
好感度おじさんが連れてきてくれたレンタカー屋さんで見たキャンピングカー。なんとも大きい!
そして車内は。トイレ、シャワー、TV、キッチン、簡単な調理器具、食器。ワンルームマンションをレッカーして走るようなイメージです。ちょっと大げさですけど。
明日からのキャンピングカーライフ。楽しみです。
息子の心境はさておき、旦那さんと私とこの盛り上がった気分の着地地点は、なぜかレバノン料理屋さん。
店の外ではアザーン風音楽というのか、外国の中でもまた異国風音楽が聞こえます。
私たちが店内に入っても会話に夢中で、なかなか席を立とうとしない3人の男性店員。しかし、いざ対応となるとかなりかんじ良過ぎる。こちらも好感度の高いツンデレ系おじさんたちでした。
料理といえば、羊肉や独特のハーブ・スパイスを使ったこれまた異国風。
大人は満足です。心配した2歳の息子も食欲旺盛でたくましい限りです。

2012年6月5日火曜日

第一関門クリア。

1番恐れていた機内での1泊。結論は、おおごとには至らずなんとか無事に過ごせました。
何のことかといえば、我が家のちびモンスターが本物のモンスター化すること。
思うように動けない故の泣き声は機内の大きな騒音にかき消され、いつまでたっても家にたどり着かない不安感は睡魔に負けてしまいました。
そんな機内での夜を過ごした翌朝。
機内食をもりもりとたいらげ。「Shu,Shu~」「My boyfriend!」とえらく可愛がってくれたオーストラリア人CAと機内散策をし、私の前に現れた時にはいつのまにか手に入れた大きなバナナを半分食していました。
さっそく良い仕事しました。
そしてシドニー着。オペラハウス周辺を散歩。
その後です。まさかの雨。とても本格的な。まさかの台風?接近中らしいです。

2012年6月2日土曜日

旅立ちはいつも。

旅立ちの時は突然やってきます。
前回は、旦那さんの骨折がきっかけでした。間違いなく。
今回は、旦那さんのお店の改装...?
なのですが...。
なんとなく、次はオーストラリアをキャンピングカーで走る。
というのは、ずーっと頭の隅にあったのですが。
私のイメージではもっと英会話を勉強して、1年後くらいに現地で軽く楽しいコミュニケーション。
のはずが...。
やはり、旅立ちは突然やってくるのです。
というわけで。
今回の旅のかなめは2歳の息子の発信力にかかっているといっても過言ではありません。
私の分まで頑張れ息子よ。
Good morning!
Hello!
習得したこの単語で、私たちを笑いの渦に巻き込んでくれるのを楽しみにしています。